ヘルマンハープ商品カタログ

ヘルマンハープ各部の名称 ヘルマンハープの楽譜と演奏方法 (写真はラインゴールドモデルを例としています) ※モデルに応じて装備は異なります。 ブランド焼印 表板(響板) 楽譜ガイド きょう ばん ロゼッタ(響孔) ブリッジピン ハトメ 側板のロゼッタ (響孔) 脚 チューニングピン シュテーク 音名の表記 ヘルマンハープの楽譜には、白い玉 や黒い玉の音符が、星座のように実線 や点線で結ばれて書かれています。 このヘルマンハープ専用楽譜を弦と 表板の間に差し込むと、それぞれの弦 の下に音符が現れます。 実線で結ばれた音符を上から順番 にたどって指ではじくことで、五線譜が 読めなくともメロディーを演奏することが できます。 メロディーと点線で結ばれた音符は 伴奏音です。左手で伴奏音を同時に 弾くことで、容易に伴奏をつけることが できます。また、楽譜を左右にスライドすることで簡単に調(キー)を変えられま す。 ヘルマンハープの楽器について ヘルマンハープは、バイオリンやチェロ等と同質のヨーロッパの楽器用木材で作られているド イツ製ハンドメイドの弦楽器です。材質・フォルム・構造のハーモニーが一体となって他に比 類のないヘルマンハープ独自の素晴らしい音色を引き出します。 響板の上にクロマチック(半音)で弦が張られています。 1.5オクターヴ、2オクターヴ、3オクターヴの音域のハープがあります。 室内で楽しむための優しく、演奏者自身にとっても心地よい音量です。 製 作 音 域 音 量 「ヘルマンハープ物語」 ヘルマンハープは、ダウン症を背負ってこの世に生まれた息子 のため1987年にヘルマン・フェー氏が生み出したバリアフリーの 楽器です。たとえ五線譜が読めなくとも、弦と本体の間に差し込 む1枚の楽譜によって、本物の素晴らしい音色の弦楽器を演奏 するという夢が叶えられたのです。 「ヘルマンハープはその楽譜と楽器が社会的弱者に弦楽器演奏 の道を開いた」ことが評価され2011年にドイツ政府より”発想の 国ドイツ“コンテストの文化部門で表彰を受けております。 日本人で始めてヘルマンハープに出会った梶原千沙都(日本 ヘルマンハープ振興会会長)が、この発祥のお話とヘルマン・ フェー氏の「息子に本物の楽器を与えた い」という思いを胸に、2004年から日本 での普及に着手しました。年間延べ 3000人以上を教える中から、ドイツにも なかったヘルマンハープの奏法理論を 生み出し、ヘルマンハープで芸術性豊か な音楽表現を引き出したのです。 今、ヘルマンハープは、社会性と芸術性を重ね持つ画期的な “本物の楽器”として日本で広がっています。誰もが弾くことのでき るヘルマンハープの優しさと奏法の奥深さをお楽しみください。 日本ヘルマンハープ振興会 会 長 梶原千沙都

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